ムラサキオカヤドカリに続き今回はナキオカヤドカリです😊
ナキオカヤドカリの名前の由来はご想像通りの『鳴きオカヤドカリ』です。
鳴くと言っても声帯があるわけではありません。
昔は大鉗脚掌部の上縁近くにある隆起顆粒列(今は斜行顆粒列と呼ぶ)という大きめのブツブツの所と左側第1・2歩脚の指節との摩擦で音を鳴らしていると言われていたので隆起顆粒列の事を摩擦器・発音器と呼んでいました。
でも『……あれ?摩擦器のないオオナキオカヤドカリも鳴くよね??しかもよく鳴くよね??』
ってことでこれは違うぞ!って事になり(それから隆起顆粒列は摩擦器と呼ばず斜行顆粒列と呼ぶようになった)
しかも音は貝殻の中から聞こえてくるので、実は尾脚外肢を貝殻の軸の壁に摩擦させて音を鳴らしてるのでないかと言われていたり、第1歩脚の稜のギザギザを貝殻の内側に擦り付けて音を出しているのでは?と言われています。
透明の貝殻に入ってもらって鳴いてる所見てみないと真相は分かりませんよね💦
そしてオカヤドカリが鳴いている時『あ、鳴いてる鳴いてる~♪』『声(音)聞けた!嬉しい~♪』ってならずに、鳴いている時は大抵がHELP💦‼️な時なので状況を見に行って対処してあげて下さい💨
一番多いのは貝殻のトラブルで、今背負ってる貝殻を他の子に奪われそうになってる時に『やめてー!』って鳴いてるパターンです。
引き離してあげて引っ越し用の貝殻を増やしてあげてください🐚🐚🐚
あ、ちなみにムラサキオカヤドカリも鳴きます😅だいたいのオカヤドカリは鳴くそうです。
ナキオカヤドカリと名付けてからムラサキオカヤドカリも鳴く事が判明したのか、最初はナキもムラサキもごっちゃで後から区別するようになったのかは分かりませんが名前決めるの早まった~ッ💦と思ってるとか思ってないとか😆
ナキオカヤドカリとムラサキオカヤドカリの見分け方ですが、ナキは眼柄の下側が黒いです🐚
体の色でいうとムラサキも小さい頃は白・薄めの青や節々がオレンジぽかったりで様々なカラーの子がいるのですが、ナキは紫色・黒っぽかったり赤い子もいてよりバラエティーに富んでいる気がします🤔左鉗脚に黒いブチがよくあります。
メインで流通しているオカヤドカリ3種の中では一番の小柄さんです🤗🍀